鯉釣り×赤虫

凄い鯉釣りがある。



20年前頃まで北浦の冬の風物詩であった

「赤虫での寒鯉釣り」だ。




僕は、今年の一月、この釣りをやってみようと

北浦に何度か通った。


水温は3~4度。 




こんな寒空のもと、ましてや現在の北浦で

鯉釣りをやってる人など誰一人いない。




赤虫釣りのノウハウを当時の「大ゴイ倶楽

部」を読んだり、経験者にアドバイスをも

らったり、、


なんとか見よう見まねでやってみた。





この釣りは、餌は赤虫のみ。





泥底の窪みやカケアガリなどの赤虫が溜まる

所をピンポイントで狙うやり方だ。




この広大な北浦で、ピンポイントで狙うなんて

気が遠くなるが、

実際にメーターオーバーも上がっている。




この原始的な釣り方に、狩猟本能を
くすぐられた。



20年前には存在しなかった、「depper」

とオモリで底探りをしたら、

なんとなく地層の変化点が見つかった。


そこに、仕掛けを投げ込んだ。


朝6時に、仕掛けを入れてから6時間が経過。



「まったく・・・釣れる気がしない」



おまけに、北風が強くなってきた。



「・・・今日も駄目か。」



いつものように弱音を吐いて
あきらめて、帰り支度を始めた時、



わずかに竿先が動いた気がした。

そして、ミチイトが手前に弛んだ。



「ナマズ??」



あまり期待せず、リールを巻くと、

獲物の感触が伝わってきた。



「鯉だ!!」


はやる気持ちを抑えて、慎重に獲物を寄せる。




釣れたのは、50cm程度の小鯉。




型は小さいが、この釣り方、この時期、
このフィールドで



釣れたことにとても満足した一本だった。



0コメント

  • 1000 / 1000

鯉釣り日記いばらき

狙うはメーターオーバー・・・